働くための、仕事論。

書評:西村佳哲『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)

働き始めると、大学生・大学院生時代以上に考える時間がなくなった。
同時に「プロフェッショナルとは何か」との問いかけが、自分に対してなされるようになった。

日々、仕事に追われていると、「どのような仕事がいい仕事か」「この仕事で何をしたいか」不明確になりがちだ。

そんな時こそ、 本書のような書籍で自己を振り返るゆとりをつくりたいものだ。

 

著者は世界中のデザイナーをめぐり、仕事のやり方・仕事への考え方をインタビューしていく。

興味深いのは「身体性」。
パソコンでデザインの仕事をするときでも、「1ミリの間に10本の線を引く」技術を持つことの大切さが生きる、との指摘。

技術には、それを行う身体が伴う。そして高度に調整された身体においては、感覚の中に美意識が育まれる。
実際にやってみればわかることだが、一ミリの間に一〇本の線を引くには、呼吸の刻み方、集中力、身体全体の骨と筋肉の微細な制御、中心の取り方など、高度な身体感覚が求められる。身構えをつくってからでないと線を引くことはできない。昔はグラフィックデザイナーのアシスタントになってしばらくの間は、線ばかり何度も引かされたそうだ。きれいな線を引くには、烏口の先を砥石で研ぎ澄まし、道具の状態も整えなければならない。その中で磨かれ、身体に刻み込まれる美意識に、尊い価値がある。(33-34ページ)

私も教員職についている以上、プロの仕事をできる自分になりたい。

そのための「基本」の身体的構えの形成がいる。

教員の場合は「発声法」がポイントとなる。

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