苫野一徳, 2014, 『「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学』①

「自由」はもはや時代遅れの価値になってしまったのだろうか?
わたしはそうは考えない。むしろわたしの考えでは、「自由」に代わる価値をいくら提示したところで、それは常に「自由」の一条件にすぎないものである。(…)あえていいたい。「自由」はわたしたち人間にとっての、最上の価値である。だれもが「自由」を欲している。そしてわたしたちにとって、それ以上の人間的価値はない。(7)

「フリースクール」や「自由な学び」が好きな私にとって、「自由」についての論述は非常に心惹かれるものです。

ちょうど、2/28(よく考えると、この日は著者・苫野氏の誕生日でもある)の「読書会@札幌-帯広」で議論する内容なので本書を読んでいます。

人間は、生きていると「自由」を本質的に求める存在。
そして、「自由」こそ、人びとの幸福を実現する概念でもある。

読書会を通じて、この点を今一度確認したいと思います。

「自由」の本質などあり得ない、それは多義的かつ操作可能な概念である、というのは、現代思想の常套句だ。しかし、言語の多義性・操作可能性は織り込み済みの”前提”であって、わたしたちはその上でなお、その”本質”を明らかにすることができる。わたしたちが様々な言葉(概念)を通してコミュニケーションを行い、そしてそこに何らかの了解可能性を「確信」「信憑」している以上、わたしたちはその概念の”共通意味本質”を、必ず直感しているからだ。それゆえわたしたちは、その内実を深く洞察する必要がある。(69)

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廃墟のユートピア〜またはグリュック王国に思うこと〜

とかち帯広空港付近の「グリュック王国」は、割と知られた廃墟スポットである。

グリュック王国オープン当初のニュース映像では、〈帯広に中世ドイツの町並みを再現〉という触れ込みだった。
ドイツの祭りの再現や民族衣装など、「ちょっと行ってみたい」感があった。

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とかち帯広空港の前を通ると、グリュック王国の塔と観覧車が見える。
買い手や再開発もいまだ決まらない。

ただ廃墟だけがある状態。
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皮肉にも、廃墟と化した「中世」の姿を現在の日本に留め続けている。

グリュック王国の存在が持つ哲学的な意味は、「中世」がすでに過ぎ去ったことを象徴的に示している部分である。

廃墟となった建物のオープン当初の様子をVTRで見ると、「ありえた未来」をみるようで切なくも興味深い。

グリュック王国オープン当初のニュース映像が語るのは「懐かしい未来」の姿である。
より活性化する帯広という「未来」をかたどったグリュック王国は、かつての「輝かしい未来」を描いている。

思うのだが、グリュック王国のような地方都市のテーマパークは「作られている」「できつつある」ことのみに意味があるのではないか。

「このテーマパークができると、街が豊かになる」。
そんな「輝かしい未来」を人びとに提供することも目的である。

人は何かが「できつつある」状態に、ワクワク感を抱く。
出来上がってしまうと、「なんだこんなものか」と、失望を招く。

ディズニーランドは毎年新たにアトラクションが増えている。
それと同時に、古くなったアトラクションは撤去されている。

終わらないプロジェクトとしてのディズニーランド。
常に「できつつある」ディズニーランド。
完成することのないディズニーランド。

だからこそ、ディズニーランドは何度行ってもワクワクする。
何度も行きたくなっていく。

考えていくと、このことは人間にも当てはまるように思われる。

常に変化のある人・常に成長しつつある人は見ていて面白い。
人格的に完成した人、というのは一度会うとそれで「もういいや」となりがちである。

(そんなわけで、「変化しつつある主体」(生成変化する主体)としての高校生と接するのは面白い)

いわば「未完のプロジェクト」こそ、テーマパークや人間に求められるものなのであろう。

「未完のプロジェクト」であるべきテーマパークが「完成」してしまうと、もはや廃墟になるしかない。

育ち続ける人・変化し続ける人。
育ち続ける街・変化し続ける街。

「こんなことをやりたい!」
「こんなイベント、やりませんか?」と常に言っている人は「未完のプロジェクト」である分、面白い。

その企画を批判しつづける人はディズニーランドの変化を止めているようで、なんだかつまらない。

教育パワーランチ、「個別学習塾はる」での初開催!

本日8/25(日)、12:00-14:00、
教育パワーランチを開催しました!

個別学習塾はるでの初開催となりました。

この塾は、河西良介さんのやっている塾です。

子どもだけではなく、大人も学ぶという一環で実施しました。

写真 のコピー 6今回は河西さんの塾開設に当たってのお話や
チャレンジすることの大事さなど、
「教育を良くしたい」という思いの伝わる場となりました。

さて、次回の教育パワーランチは好評の夜版「パワーナイト」として開催します!

9/15(日)19:00-21:00、会場は札幌カフェの予定です。

次回もアツく盛り上がりましょう!

 

「私立通信制高校のリアル〜私立通信制高校の多様性〜」開催しました!

平成25年8月7日(水)、「私立通信制高校のリアル」を開催しました。

これは、日本通信教育学会と株式会社デジタル・ナレッジの後援も頂き、開催したものです。

「私立通信制高校の多様さ」について、シンポジウムを交えながら検討しあう場となりました!

私のほか、東京学芸大学大学院の土岐さん、名古屋大学大学院の内田さんにもお話いただきました。

個人的に感動したのは、我々通信制高校の研究者の「先駆者」ともいうべき、手島純先生にご講評いただけたことです。

「5分」のために、駆けつけてくださったこと、感謝しても言い尽くせません。

今回はデジタル・ナレッジの「Clica」(クリカ)を活用してのシンポジウム。

発表中に「この点はどうなのか」などといった質問をWebを通じて行える、というシステムです。

鋭いご指摘が多数あり、イベントを通じて私自身学ばせて頂きました。

ご参加いただいた皆さま、大変にありがとうございました!

第8回 教育パワーランチ、開催しました!

本日7/21(日)は教育パワーランチを開催しました!

テーマは「人が育つ・人を育てる環境」。

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グループごとに、KJ法を用いつつアツく議論して行きました!

「人が学ぶためには、いろんな人とつながるマッチングが必要」
「積極的に人と出会い、刺激を受けていくと学びが広がるのではないか」

…多様な意見が出ました。
人が育つ・人を育てる環境について、参加者のなかで発想が広まりました。

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さて、次回の教育パワーランチのお知らせです。

次回は8/25(日)12:00-14:00、
Coworking Cafe 36にて実施します。

多数のご参加、お待ちしております☆彡

36アナログゲームナイト!

本日6/9(日)、Coworking Cafe 36にてアナログゲームナイトを開催しました!

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コンセプトは「大人が真剣に楽しむ会」。

ただ単にアナログゲームを楽しみ、
楽しむ中でいろんな人と交流しよう!というイベントです。

スコットランドヤード人狼ゲーム、大富豪などなど、
「大人が真剣に楽しむ」場となりました。

たまにはこうやって騒ぐ場も大事ですよね☆彡

今後も継続して実施予定ですので、お楽しみに!

 

 

就活・転職イベント「就活リスタート」、開催しました!

本日5/26(日)、Coworking Cafe 36にて、
就活・転職イベント「就活リスタート」、開催しました!

講師は今回も社労士の田井政智さん。

就活・転職の「つまずきやすいポイント」を一つひとつ見ていく他、
自分が必要とするものの優先順位を立てる「ライフプラン」づくりまで話が進みました。

自分にあった企業は何か。
その優先順位を決めることの大事さを学ぶイベントとなりました。

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参加者から「とてもタメになりました」「グループディスカッションに必要なものがなにか、知ることが出来ました」などのコメントをいただきました。

次回は7月末頃、再び開催の予定です。